当日には、中止(延期)を知らずに会場を訪れた方が60名にも及び、中には2時間も費やして横浜や埼玉の桶川市からご来場くださった方もおられ、スタッフ一同ただただお詫びする以外に対応のしようがありませんでした。
6カ月もかかって準備した「つどい」が、開催直前に石破氏(自民党)の都合で「期日前投票所使用」を理由に、何の対案も補償も示さず会場使用許可を取り消すなどは、市民の自由な文化活動を阻害するもので、行政としては絶対に行ってはならないことです。
私たちは、それでも公の選挙だからとせめてもの実費補償を要望してやむを得ず受諾 し、中止対応に追われる日々を過ごしました。
ところが、行政(区)側の対応は、当日に中止(延期)用紙(ポスター大)の掲示2枚と、要望してあった机とイスを用意しただけという、お粗末なものでしかありませんでした。
又、実費の補償に対する何の回答もありませんでした。11月半ばに、再度実費補償を求めたところ、区の選管から「補償はできない」との回答があり、私たちを唖然とさせました。まるで「お代官様」の対応です。
区の都合で開催を中止させ、挙句は実費の補償もしないなどは、理不尽以外のなにものでもありません。皆さんはどう思われますか? 私たちは今、このような理不尽は許せないと、対応を検討しているところです。泣き寝入りなどは絶対にいたしません。
当会は、大江健三郎さんら9人が、2004年6月に結成した「九条の会」の呼び掛け(アピール)に応じて、2004年11月3日に結成総会を開き、「高島平九条の会」として活動を始めました。
(詳しい経過はこのホームページのアーカイブ1襴をお読みください。)
当会には、いろいろな人が入会しています。現役で働いている人も退かれた人も大勢参加しており、いろいろな分野で数多くの経験を重ねてきた人たちが、その経験を会の活動に生かしています。
3カ月ごとに発行する会報「高島平自由通信」には、会員や準会員・会友などが投稿し、自由に意見を発表したり闘わせたりしています。もちろん、戦争体験も大事な記事として、その体験記を記憶の財産として掲載しています。
得意の短歌や俳句・川柳などで自分の思いを表現して、活動に参加している人たちもいます。趣昧の絵手紙や写真で、会員の心を癒してくれる人も参加しています。詩作で自分の過去を振り返っている人もいます。
このホームページには、多くの会員たちの思いが込められています。このホームペー ジをご覧いただく皆様には、当会の自由闊達な雰囲気をご理解いただけると思います。
そのためにと、一緒に行動できる多くの仲間を求めています。
ところが今、その憲法を変えようという動きが、イラクヘ自衛隊が派遣された事などは言うまでもなく、激しくなっています。
以前から「自主憲法制定」などを主張してきた自民党が改憲案を提案すると明言し、民主党も競うように提案の構えをみせています。
アメリカからも「日本の憲法九条が日米同盟の妨げになっている」などという声も聞こえており、改憲の動きに拍車をかけているように思われます。
そうした中で、九人の学者、文化人の方が発起人なって、「九条の会」が結成されましだ。
「九条の会」は、日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手ををつなぎ、「改憲」のくわだてを阻むため、一人一人ができるあらゆる努力を、いますぐ始めるよう訴え、各地域・分野で「九条の会」に賛同する会をつくるよう呼びかけています。
平和な世界と日本、そして平和で安全な地球を子供たちに遺したいと願うすべての 人に呼びかけます。 まず、集まりましょう︕ そして、何ができるか話し合いましょう ︕
2004年10月
高島平九条の会 準備会<呼びかけ人>
貝吹栄三、古林 勉、佐々木順二、須永日出子、中村寿二、兵頭 稔 、他1名 (五十音順)
これに対し理屈でも言おうものなら、半殺しの目にあわされる。新兵はどんなことをされようとも一言半句、文句も言えない弱い立場にある。これが軍隊だ。
古参兵は理由もなくビンタを食らわせるが、ビンタは軍人精神をたたきこむ手段だと平然とぬかす。このような悪兵に古参兵の誰一人として止めさせようとはしない。むしろこれを見て楽しんでいるようにも見受けられる。
「貴様ら一人や二人ぐらい死んでも、一銭五厘の葉書を出せば兵士はいくらでも集まる。貴様たちは軍馬以下の値打ちしかない」と毎日耳にタコが出来るほど聞かされ、生きた心地がしない。食事にしても古参兵には多く盛り付けなければ機嫌が悪く、気がきかないとまた、ビンタが飛んでくる。これも我慢するしかない。顔の形が変形するほど制裁が加えられる。
各中隊への食事配分量は決められているので、古参兵に多く盛り付けると新兵の量が少なくなる。新兵は常に腹ペコで泣き暮らさなければならない。その上、空腹のままで軍事教練にかり出され、元気がないということで、炎天下に直立不動の姿勢で数時間も立たされ、教練から帰ると、「よくも我が中隊の恥をさらしたな」と鉄拳の制裁を受け、「罰として夕食は食べてはならん」と申し渡され、制裁が加えられる。
上官の命令はことの如何を問わず直ちに服従すべし。こんな処に上官の命令が出てくる。夕食は絶食の制裁が加えられたので食べることは出来ないが、教練で汚れた古参兵の洗濯物の処理、食事当番と息つく暇もない。起きてから寝るまで機械のように働き、精神的緊張の連続でもあり、鉄拳制裁の連続でもあった。
まさに人命軽視はこの世の生き地獄の様相を呈していた。こんなことは一例に過ぎず、これが軍隊の実態だった。再度、この世の地獄を再現する。 私は有事立法には反対だ。