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高島平9条の会

 

 

このスライドショーは、高島平九条の会の20周年記念行事のものなので、2026年1月の更新まで掲載を続けます。
2025年10月の高市早苗内閣の誕生で、今の日本は、改憲が迫っているという切迫した状況になっています。
私たちは、記念行事の【映画「教育と愛国」と対談「青木理さんと週刊金曜日文(ムン)社長」】で学んだ「日本の右傾化」が、現実になりつつあるという強い警戒感を持っています。
改憲は、絶対に阻止しましょう。高市内閣の即時の打倒を!

           -高島平九条の会-

 

### 映画「教育と愛国」ホームページ 

 

 

安保法制強行から10年・国会正門前 9・19・大行動----高野勇----2025年9月
移住者と連帯する全国ネットワーク事務局長の山岸素子さんは、7月の参議院選挙で一部の党から「日本人ファースト」排外主義を競え合う異常事態になっています。かつてない生活苦を利用し、外国人を不満のスケープゴートにしているのではないでしょうか。これから始まる国会で排外主義政策の拡大を止めなくてはなりません。と発言!

日弁連の山岸良太さんは、安保法制に対し全国の弁護士会,すべてが立憲主義に対し憲法違反として反対を宣言しています。憲法9条1項戦争放棄、2項で、戦力を保持しない、交戦権は持たないとあります。憲法の平和主義でしか平和は守れない。この決意で共に頑張ましょう。と訴えました。

市民連合・上智大学教授の中野晃一さんは、岸田文雄前政権は「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」といって、安保3文書や敵基地攻撃能力保有、南西諸島の軍事要塞化を進めました。トランプ米政権は、排外主義の先頭を切って自由主義・民主主義的な価値観を全て否定し、王様になった気分でいます。私たちが下からもう一回、連携をつくり直して排外主義・軍事一辺倒の政治を許さない闘いを作り上げていきましょうと、結びました。・・・

軍国主義日本の「明治」に逆戻りしたいですか? 参政党改憲案(創憲)は戦争への道につながる危険なもの---高島平九条の会---2025年9月
参院選戦で台頭した参政党は、国会の最初の発言で「スパイ防止法」の法制化を求めました。 参政党の主張する「スパイ防止法」は、すべての国民や在日外国人を監視しようとするばかりでなく、国会や行政機関すべての職員の思想調査をも求めるもので、戦前の「治安維持法」そのものだと言っても過言ではありません。

参政党の「改憲」思想は、小6で学ぶ「日本国憲法の三原則」すら認めないという、明治の御世?への逆戻りを図ろうとする、時代錯誤の危険な考え方です。

少数与党となった自公政権とこうした参政党などの時代錯誤者が結び付けば、この国は間違いなく戦争への道を突き進んでしまいます。

中・露・北朝鮮からの脅威を煽って進められている「日本全土のミサイル基地化」は、第三次世界大戦に自ら飛び込もうとするもので、とても容認できないものです。

日本国憲法の三原則は、世界に誇るべきもので、国連憲章にも合致しています。

この大切な日本国憲法を守ることは、世界平和への貢献にもつながります。

一緒に声をあげましょう! 大切な「平和憲法」を守りましょうと。

父の戦争体験(編その3) これが朕の命令か   浅尾 務  1978.12
旧軍隊では将校、兵卒の区分があり、将校は天皇に次ぐ権力者、兵卒は消耗品扱いとそれは天と地ほどの差別があった。将校と兵卒との中間に下士官という階級があり、兵卒を二年務めて除隊の折り再役希望者が下士官になっていた。

再役希望者の中には除隊しても家庭が貧困で郷里へ帰っても相手にされない。農村出身に二男、三男の者が多かった。兵卒の中には旧制中学校卒業者がいれば目の敵にされ、また、手紙が女性、祖母、母、姉妹の差出人であれば、その関係をしつこく聞かれ、「祖母である」と答えると、「それでは手紙の内容を声を大にして読み上げよ」と迫る。

日曜日ともなると面会が許される。その面会に姉妹等がくると、下士官は神経をとがらせて、その都度呼びつけて、「貴様は女たらしだろう」とまた怒鳴る。「間違いなく姉妹である」と申し開きをしても、「うそをつけ」と絶対に信用をしない。それが本当なら「姉でも妹でもよいから紹介せよ」と迫ってくる。ちゅうちょしていようものなら、「上官の命令だ」と早変わりする。

「上官の命令は朕の命令と心得よ、ということを知っているか。知ってったら率直に答えろ」に(紹介しますとも、しないとも答えないでいる)と「貴様は上官を屈辱したな」とビンタが飛んでくる。「自分のいる前で姉でもよし、妹でもよし、紹介の手紙をかけ」と無理難題ふっかけ、得意となっている。こんなことは何ら軍隊と関係ないはずである。二言目には朕が出てくる。朕の命令の乱用であり悪用でもあった。こんな事は、氷山の一角に過ぎない。

軍国主義政策の中での自由、表現の自由は圧迫され、人権は全て無視されていた。この様に、軍隊内ではメチャクチャな事が平然と行われ、兵卒は消耗品扱いされていた。これが実態であったので、私は軍国主義への逆戻りは、絶対に反対である。

何百万人の兵士が尊い血を流し、その代償として民主主義を勝ち取った。これを水泡に帰すようになっては申し訳ない。 我々にとって、この民主主義を守り育てていくことが、何百万人の英霊に対する慰めでもあり、かつ義務でもある。

 
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