フラサバソウは寒さの残る早春の道端で見る事が出来ますが、その花はこのように拡大してみると薄紫色で葉には先の尖った毛が生えていて美しいのですが、
その花の大きさは2~3㎜と小さく、オオイヌノフグリほど鮮やかな花色ではないので、気づかないまま通り過ぎてしまいます。
花を見るときは是非ルーペを持って行くようにしてください。
「う~んこのパイプ美味」と言いながらパイプをしゃぶっているようなのはスズカケの木。
少し上に目でも書いたら生きているようにも見えるのではないだろうか。 これはスズカケが成長の過程でパイプが、邪魔になり、飲み込むようにして更に成長している姿です。
この木は高島平3丁目のスズカケ通り、もみじ保育園のすぐ横で見る事が出来ます。
日本では声をあげる人に対する視線が冷たすぎると思う。「社会を良く変えるために声をあげることをもっと当たり前にしたい」との編者の思いから、この本は生まれた。明日を良くしたいと願う中高生の実践記録だ。
若い人たちは何を考えているのだろうと思っていた私は、本著を読み進むうちに若者の多様な運動に目を見張り、日本や世界の未来に救いを感じた。
彼らは、山積する問題の中から温暖化=気候危機の構造的問題の解明にはじまり、石炭火力発電所の建設反対・化石燃料融資会社への抗議・神宮外苑の再開発に反対し、今後を展望する。
平和問題では、「東京平和ゼミナール」を結成し核兵器廃絶運動を推進。ユニークなのは若者を政治に近づけるために「選挙ギャルズ」をたちあげ選挙ボランティア活動を通して現実を学び仲間を増やしている。また、セクシャリティの取り組みを通して、これは社会全体の問題だと指摘する。
さらには、グローバル化の中で起きている難民支援・入管問題。さらに教育制度では、学校の民主化・校内での政治活動を論じあったり、高校教育の無償化の要求など。子供の貧困を考える中では、子ども食堂を立ち上げ運営。
メンバーの活動はそれぞれ多岐にわたり抱えている問題も多い。しかしこの若者たちの運動は、現実に政治を良い方向へ少しずつ動かし始めている。
メンバーの一人は、社会を変えることは、声をあげその声を強いものにしていくことが大切と、人々の参加を呼び掛けている。
もう一人は、「アイドルを語るように政治を語りたい」と。全く同感である。学ぶことの多い本だ。
若い人に向けて書かれた本だが、中高年の方々にもおすすめしたい。誰もがどこにいても安心して暮らせるように。
* この本を山中さんから高島平九条の会に寄贈して頂きました。読んでみたいと思われる方は事務局にご連絡ください。
◆TBSTV/報道特集は必見です。
◆「高島平ドキュメンタリー映画を見る会」主催者一山名泉
お勧めの「ドキュメンタリー映画」
2012年から始めた「高島平ドキュメンタリー映画を見る会」は、お蔭さまで先日(12/23)の上映会で47回目となりました。ぼくは本会を主宰していることもあって比較的ドキュメンタリー映画を多く見ています。2023年には43作品見ました。
その中で印象に残っている作品(製作年が古いものは除いて)を数本挙げます。
『標的』:朝日新聞記者であった植村隆さんの「従軍慰安婦」記事に櫻井よしこなどが執拗な攻撃を加え、娘さんの名前まであげられ、植村さんの新たな職場まで奪われた経緯が描かれています。
安倍政権以降とくに顕著になった日本の言論界での右翼的な潮流がここでも明らかになっていました。
『丸木位里丸木俊沖縄戦図12部』:九条の会メンバーでも訪れたことがある沖縄の佐喜眞美術館にある「沖縄戦の図」を丁寧に映像に記録しています。今現在、沖縄では数々の理不尽なことが行われているわけですが、沖縄県民にとっては、県民の4人に一人が亡くなったという「沖縄戦」を忘れるわけにはいきません。日米の軍事基地化に抗う原点でしょう。その沖縄県民に寄り添った丸木夫妻の「絵」が圧倒的です。
『ハマのドン』:ハマのドンといわれる藤木幸夫(91歳)を追いかけたドキュメンタリーです。あの菅義偉とも親しかったという藤木氏が<カジノ反対>を鮮明にして市長戦を戦いました。ご承知の通り、結果、「横浜でのカジノ」は無くなりました。
『ヤジと民主主義』:安倍総理(当時)の札幌での街頭演説にヤジを飛ばした。(別々に)
若い男女が警察官によって強制的に排除され、その二人が裁判に訴えた経緯を地元のテレビ局である北海道放送(HBC)が取材、劇場用ドキュメンタリーにしました。政治的に中立でなくてはならない警察が、反対する言論を露骨に制止した反民主主義行為に警報をならすドキュメンタリーになっています。
これらの作品、機会があればぜひご覧下さい。
最後に、未だ見ていないのですが『〇月〇日、区長になる女。』は新年早々にポレポレ東中野で上映されるので見るつもりです。一昨年(2022年)6月に行われた杉並区長選で当選した岸本聡子さんの選挙戦に密着したドキュメンタリーとのこと。“選挙”に関して教えられることが多いのではないかと期待しています。
◆ 東京新闘