九条の会 掲示版

 

日本における「九条の会」の呼びかけ人は、井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子氏の9人で、2004年6月に会を発足させました。

 

会は、日本国憲法第九条「改正」の動きに警鐘を鳴らし、「改憲」のくわだてを阻むための一人ひとりの努力を呼びかけています。
このアピールに呼応して結成された各地の九条の会は、今では全国各地に根を張っています。

 

[事務局]

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電話 03-3221-5075
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URL http://www.9.-jo.jp/

 

 

日本国憲法-前文
憲法九条-前文

「九条の会」アピール

日本国憲法は、いま、大きな試練にさらされています。
ヒロシマ・ナガサキの原爆にいたる残虐な兵器によって、5,000万を越える人命を奪った第二次世界大戦。この戦争から、世界の市民は、国際紛争の解決のためであっても、武力を使うことを選択肢にすべきではないという教訓を尊きだしました。
侵略戦争をしつづけることで、この戦争に多大な責任を負った日本は、戦争放棄と地力を持たないことを規定した9条を含む憲法を制定し、こうした世界の市民の意思を実現しようと決心しました。

しかるに憲法制定から半世紀以上を経たいま、九条を中心に日本国憲法を「改正」しようとする動きが、かつてない規模と強さで台頭しています。

その意図は、日本を、アメリカに従って「戦争をする国」に変えるところにあります。そのために、集団的自衛権の容認、自衛隊の海外派兵と武カの行使など、憲法上の拘束を実際上破ってきています。また、非核三原則や武器輸出の禁止など—の重要施策を無きものにしようとしています。そして、子どもたちを「戦争をする国」を担う者にするために、教育基本法をも変えようとしています。これは、日本国憲法が実現しようとしてきた、武力によらない紛争解決をめざす国の在り方を根本的に転換し、軍事優先の国家へ向かう道を歩むものです。
私たちは、この転換を許すことはできません。

アメリカのイラク攻撃と占領の泥沼状態は、紛争の武力による解決が、いかに非現実的であるかを日々明らかにしています。
なにより武力の行使は、その国と地域の民衆の生活と幸福を奪うことでしかありません。1990年代以降の地域紛争への大国による軍事介入も、 紛争の有効な解決にはつながりませんでした。
だからこそ、東南アジアやヨ ー ロッパ等では、紛争を、外交と話し合いによって解決するための、 地域的枠組みを作る努力が強められています。

20世紀の教訓をふまえ、21世紀の進路が問われているいま、あらためて憲法九条を外交の基本にすえることの大切さがはっきりしてきています。相手国が歓迎しない自衛隊の派兵を「国際貢献」などと言うのは思い上がりでしかありません。

憲法九条に基づき、アジアをはじめとする諸国民との友好と協力関係を発展させ、アメリカとの軍事同盟だけを優先する外交を転換し、 世界の歴史の流れに、自・主性を発揮して現実的にかかわっていくことが求められています。
憲法九条をもつこの国だからこそ、相手国の立場を尊重した、平和的外交と、経済、文化、科学技術などの面からの協力ができるのです。

私たちは、平和を求める世界の市民と手をつなぐために、あらためて憲法九条を激動する世界に輝かせたいと考えます。
そのためには、この国の主権者である国民一人ひとりが、 九条を持つ日本国憲法を、自分のものとして選び直し、 日々行使していくことが必要です。
それは、国の未来の在り方に対する、主権者の責任です。日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという 一点で手をつなぎ、 「改憲」のくわだてを阻むため、一人ひとりができる、あらゆる努力を、いますぐ始めることを訴えます。

2004年6月10日

井上 ひさし(作家) 奥平 康弘(憲法研究者) 澤地 久枝(作家) 梅原 猛(哲学者) 小田 実(作家) 鶴見 俊輔(哲学者) 大江 健三郎(作家) 加藤 周ー(評論家) 三木 睦子(国連婦人会)

LINK・・・九条の会オフィシャルサイト & 各地の仲間のWEB
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    九条の会オフィシャルサイト

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    川口九条の会

    • 埼玉県川口市の九条の会Web

     

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    千住九条の会

    • 東京都足立区千住の九条の会Web

     

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    西神ニュータウン九条の会

    • 西神ニュータウン九条の会Web
「写真で見る九条の会活動-1」

「裏金問題を弾劾する」中野晃一(市民連合幹事・上智大教授)さん

「丸木美術館(沖縄)訪問」

「写真で見る九条の会活動-2」

「市民と野党の共闘が進んだ」

板橋では、都知事選・都議補選での「市民と野党の共闘」が成立し、都知事に「蓮舫さん」・都議補選に「竹内愛さん」を統一候補として支持することを決め、選挙戦を戦い抜きました。

高島平九条の会も、市民団体として共闘に加わり、各個人が選挙活動に参加しました。結果は、期待通りではありませんでしたが、板橋での「幅広い共闘」ができたことは次につながる意義のあるものでした。*写真は西台駅での共同宣伝行動終了後の写真です。

 

ノーベル平和賞に日本被団協!----世話人会---2024年11月

唯一の戦争被爆国日本。その日本国民の平和への想いが「ノーベル平和賞受賞」という形で報われました。日本被団協が発足したのは、ビキニ環礁で被爆した「第5福竜丸」問題が核廃絶を目指す運動に発展したことがきっかけでした。それまで、敗戦国日本は戦勝国アメリカに物申すことなどできなかったのです。

核廃絶を求める世界各地の声は、「核兵器禁止条約」を締結させるまでに広がりました。しかし、アメリカの核の傘戦略を防衛戦略とする日本政府は、その禁止条約に批准しないばかりかオブザーバー参加さえ拒否しています。

ノーベル賞授賞式への被団協参加資金(旅費など)は、核廃絶を願う多く人々の募金によって賄われます。政府は口先だけの祝意を示しただけで、先頭に立って核廃絶を目指そうとはしておりません。むしろ、核保有(共有も含めて)さえ仄めかしているのです。

掲載写真は、この受賞が決まる前の8月末に訪れた「第5福竜丸」の写真です。 その日には、神奈川県相模原市被団協の方20名余も訪れていました。記念館館長の話では、訪れる人は多いとのことでした。皆様もぜひ訪れて下さい。

「二十歳のつどい」で9条守れ!のチラシ配布  恒例お祝い行動  2025年1月13日」

高島平区民館前で、四つ折りにしたチラシを半分に畳んでティッシュに入れ、晴れ着・袴姿・背広姿の「二十歳」の若者たちに、「おめでとうございます!」と声をかけながら手渡す。
渡す方も受け取る方も皆笑顔。
この国の未来を託しますよとの願いめたティッシュ100ケは、30分で手渡し終了。
来年は倍必要かなと仲間と笑み.....。毎年の恒例活動だ。
晴れ着や袴姿での「スマホのながら歩き」はやめて! 

都知事選の石丸・103万の壁の玉木・N党立花に支えられた兵庫の斎藤知事再選などは、SNSのフェイクニュース弊害が齎した結果。二十歳の皆さん、真実を見極めて下さい!
「いいね」に惑わされないで。今年は、参院選も都議選もあります。選択を誤らないで下さい、「改憲」」を急いで「戦争容認」の政治家には×を! 

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