又、その事歴の中に、古参会員の記憶によるその時々の「追想文」も載せることにしました。
「高島平自由通信」の創刊以後は、その掲載記事から主な活動事歴や出来事などを偏らないよう公平に抜粋して、各年のアーカイブとして掲載してあります。
(例会議事録から)
10月3日 「高島平九条の会」発足準備会
<発起人>
兵頭稔、貝吹栄三、佐々木順二、須永日出子、小林勉、中村寿二、他1名
11月3日 「高島平九条の会」創立総会 於 中村宅 15名参加
会の目標・会則・会費他や会の活活動方針と運営方針について論議
発足後は、世話人(9人)を中心に活動することを決める。
定期総会を毎年1回行う。
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11月8日 世話人会で、第一回例会の開催他を決める。
12月12日 第1回例会 於 高島平1丁目/第三公園集会室 14名参加
憲法をめぐる情勢、各人の思い、会の運営などについて論議
1月9日 第2回例会 憲法学習会/佐々木順二さんを講師に「憲法の基本」について学習会。
恒久平和主義の五原則」を学ぶ。
2月13日 第3回例会 「国民投票法」について論議
5月15日 「憲法を学ぶつどい」と第7回例会 於 高島平第二集会室 37名参加、講師/鳥生忠佑氏
8月7日 第9回例会 戦争体験を聞く 「自民党の憲法草案」を学習。
9月15日 「憲法九条と文化のつどい」 於 成増アクトホール
他の団体主催に参加/小森香子さん講演と荒馬座公演など
10月9日 第11回例会 DVD「映画日本国憲法」鑑賞 改憲動向論議
11月20日 第2回総会と第12回例会
発足後の活動総括と次年度の行動予定について論議
1月15 第14回例会 於 高島平7丁目公園内集会所 参加者20名
区内九条の会「交流勉強会」をグリーンホールにて
3月12日 第16回例会 改憲動向論議、靖国神社「遊就館見学」検討
7月8日 「遊就館見学」と懇談会 20名参加
(見学した靖国神社・遊就館)
「靖国神社・遊就館を見学して」 貝吹信子-桜川九条の会への寄稿文
私が終戦を迎えた時は三歳でした。父は出征しませんでしたので、私には戦争での辛い体験はありません。
叔父たちは出征しましたが、幸いにもみな無事に帰ることができました。
私は、今回初めて「遊就館」を見学いたしました。靖国神社を訪れたのも初めてでした。
館内は、戦争に関わる様々な物が展示されていて、私には初めて見るものばかりでした。戦争で、悲惨な目にあい非業な死を遂げた方たち、又、多く
の若者たちの写真やそれにまつわる文献なども数多くありました。
その内容のほとんどは、死に際して、若者たちがどのように勇敢に戦い、勇ましい死を遂げて行っ
たのかを伝えるものでした。
この時、このような資料を「本当の戦争を知らない今の若者たち」が見たら、戦争を格好の良いものと勘違いし、死に対しての憧れすら抱くのでは、との懸念を私は持ちました。
同時に、ただ単純に、自分の息子たち・孫たちが戦争への道を歩まないようにと、切に願いました。
見学後の懇談会では、戦争体験者の方々の体験談をお聞きする機会に恵まれ、戦争のむごたらしさも知ることができました。お聞きする中での、戦争になったら男も女もないという言葉が、特に印象に残っています。
私は、この見学会で、靖国神社の存在は戦争を賛美するためのもの、との思いを強くしました。そして憲法第9条での戦争の「歯止め」が絶対に必要だと、決意を新たにしました。
8月13日 第22回例会 「教育基本法」と「教育勅語」の違いについて-中田利明元教師 「九条の会全国交流会」参加報告-貝吹夫妻
11月12日 「九条の会2周年のつどい」 於 高島平2丁目集会所 参加者60名。
(2周年記念集会で挨拶する佐々木さん)
3月18日 「東京大空襲、戦災資料センター」訪問。
この訪問では、参加者の全員が資料から、
1945.3.10の東京大空襲の残虐さを知らされました。焼き尽くし、殺しつくすという、戦争の恐ろしさが伝わってきました。
戦争は、絶対にしてはいけないものです。
(東京大空襲-戦災資料センター訪問)
7月8日 第30回例会
ドイツ女性マルテーナさんと翻訳家の滝川さん出席でドイツの教育事情を学習
11月11日 第34回例会 ビデオ上映会
記録映画「人間の住んでいる島」沖縄伊江島-橘監督
この年からは、会独自の国会要請や、団地内宣伝行動などを積極的に実施
1月13日 第36回例会 マスコミ問題をテーマに論議
2月10日 第37回例会 DVD[学徒出陣・若者たちの戦争]鑑賞他
5月11日 第40回例会 国会陳情・要請について論議、打ち合わせ
5月15日 国会情・要請行動 会員15名参加
この第1回国会陳情を手始めに、高島平九条の会は独自に、衆参両院を約10年にわたって訪れ、延べ百数十人の国会議員と面談した。
添付した面会票の写しだけでも100名以上のものが保存されている。
面談内容は、憲法「改正」手続きの断念と議員定数削減の検討を止めることについての要請がおもなものであった。(添付資料参照 )
面談は、各会派にとらわれず、多くの議員と会うことを心がけ、九条の会の政治信条の自由を貫いて行動した。
面談した議員名は、多すぎるのでここでは、紹介しない。
どうしても、詳細を知りたい方は、事務局まで連絡してください。
私たちのこうした国会対応を知らずに、何でもかんでも自分たちがやったと吹聴する政党があるが、今日(2023年6月)まで。改憲を阻止してきたのは、私たちのこうした地道な国会対応があってのことだと私たちは自負している。今後も続けたい。
2023年6月5日 貝吹栄三 (追想談)
9月14日 第44回例会 日本の選挙制度の学習 中選挙区制の廃止と小選挙区制の導入
10月2日 国会要請行動
12月5日 第一部第5回総会 32名参加。世話を 12人体制に
第二部第47回例会 国会情勢について討論
(国会請願行動で議員会館にて)
国会行動や「5周年のつどい」 が中心課題、沖縄問題を重視し学習を深める
3月8日 第50回例会 国会行動の報告と反省
5月10日 第52回例会 裁判員制度についての学習
11月8日 「5周年のつどい」 於 高島平区民館ホール 185名参加
第一部/荒馬秩父囃子、依田英助「前文と9条朗読」、竹花加奈子チェロ演奏
第二部/記念講演-一橋大渡辺治教授-新たな情勢と改憲問題の行方
12月13日 第58回例会と第6回総会
2月14日 第60回例会 下記事情で例会の時間を遅らす。
3丁目自治会が文化行事として「蟹工船」を上映
4月11日 第62回例会 高島平九条の会「5週記念のつどい」DVD上映
5月12日 第5次国会議員要請行動 15名参加で23名の議員事務所を訪れ、改憲阻止を訴えた
8月8日 第66回例会 「4.25沖縄県民大会」DVDをみて沖縄問題を討議
9月12日 第67回例会 あさか九条の会と交流会。交流で、基地問題を抱える九条の会と一般地域九条の会との違いを再認識
(夏祭り風景)
三丁目自治会「夏祭り」に参加してのこと・・・(追想)松本佳久
自治会主催の「夏祭り」に、高島平九条の会としては初めての参加でした。その最初の参加で、思わぬトラブルが発生し、残念ながら以後の参加は困難となってしまいました。
当時の政情は、今のような言論抑圧や忖度メディアが横行している時代ではなく、各種イベントでそれなりに自由に表現し
ても苦情は出ませんでした。
ところが、当会が二日目に出した店先(古本)の「原発も核兵器もいらない、復興の軸に憲法を!」の張り紙にクレームがついたのです。自治会規約では、イデオロギーを持ち込んではならない、政党色・宗教色は抑える必要がとしてあるということでした。
3.11大震災の後でのイベントなのだから、原発に対する再考慮は当然のことだし、憲法は国の制定したもので政治性をとやかく言う性質のもではないはずだと、 自治会と交渉しましたがラチが明かず、結局は次回からは不参加ということになりました。
思えば、このころから(第二次安倍政権誕生前)、モノが言えない国になりつつあったように思えます。野田元首相の暴走で安倍自公に政権を奪われたのはそれか ら間もなくです。ほろ苦い経験でした。
9月19日 「さよなら原発5万人集会」に会からも多数参加
9月23日 「脱原発ウォーク」で2丁目団地内を行進、370名の住民参加(他団体と一緒)
12月11日 第8回総会と第82回例会 於 高島平図書館 講議室
(脱原発を求めての大集会)
新保守大阪維新の会の台頭などで、政情が混とん、環境問題がグローバルに
(雨の中の学徒出陣)
3月10日 団地内ジャブ池前で、「脱原発」宣伝 8名参加でビラ130枚手渡し
4月17日 東大前「わだつみの声記念館」訪問
5月3日 「憲法集会」に多数参加 日比谷公会堂
6月9日 「憲法96条改悪反対」行動団地内行進 13名参加 チラシ230枚手渡し
8月11日 第100回例会 兵頭さん病気をおして参加 都議選・参院選について討議
10月13日 第104回例会 DVD「9条」上映 現憲法と自民党案との比較検討